鈍感力

この時期になるといつもこの一年を振り返ってみる。
そして、答えはいつもこうだ。
ほとんど何もない…。
この一年のことでぱっと頭に思い浮かべるのは猫を新たに2人飼ったことだ。
仕事のことでもたしかにいろいろとあった。
ただ、もともと仕事というものは良いことも悪いこともトラブルもあるものとと考えているから、鈍感になってしまっている。
それなりにそのときには苦労もして心も痛めたりもしているはずなのだが…。
鈍感力が発達していると言えば聞こえはいいが、過去のことになってしまった時点でもう記憶から遠ざかってしまっている。
果たしてこのような時間を繰り返していいものかと本気で悩み始めるが、それも毎度のこと。
令和になり今年こそは何かが変わると思っていたが、私の中で化学変化は起こらなかったようだ。
おそらく来年のこの時期もまた同じようなことを悩むのだろう。
これを平凡というのか。平和というのか。
経営者である限り、それを望んではいなかったような気もするが、平凡と感じるからこそ幸せであるという見方もできる。
実際には傍から見れば平凡ではないのだが、鈍感力が勝り、本人は平凡と感じてしまっている。
それだけかもしれない。
現役の国会議員がこの年末にIRに絡む収賄容疑で逮捕された。
年末年始が絡むこの時期に驚いた。
普通に考えれば年明けのはずで、拘留期間の大半が世間がお休みの間。
もちろん国会の会期なども考えてのことだろうが、思い切った決断だ。
骨折するよりねん挫で良かった理論ではないが…。
一年の締めくくりと一年の始まりを堀の中で過ごすよりはずっとましかと自分自身を納得させる今日この頃である。