株式会社メティス metis

20年前の後悔

今月は、11人の猫の里親探しに奔走して、9人を新しい家族のもとに引き渡せました。

もちろん、仕事はしっかりとやったうえでのことで、さすがの私も少々疲れました。
この猫たちは私に頼るしかないわけで、乗り掛かってしまえば、手を抜くことはできません。
この世に生を受けた限り、人間だけではなく、猫にだって幸せに生きる権利があります。

この11人の中に白濁目で瞬膜に異常がみられる子がいて、この子には貰い手がないと覚悟していました。
自分で飼うと決めて、里親探しをしていまして、やっぱり残ってしまった。
まだ1人里親が決まらなかったので必死に探そうとも思いましたが、目の弱い子には連れ添う相棒が必要。
そんなこんなで、うちで残った2人を引き取ることにしたのです。
これで7人の猫たちとの新しい生活が今月から始まったわけです。

動物愛護の精神や取り組みに関しては、杉本彩さんには敵いません。
ただ、ほんのちょっと、1ミリ程度は近づけたのではないかと思ってます。
約20年前のこと。
杉本彩さんと一度だけお目にかかったことがありました。
私の知り合いNさんを通じて紹介されて食事をしたのです。
たしか当時の彼女は芸能界における自分の立ち位置や方向性に迷っていたような時期だったような。
あの頃は私も猫を2人飼っていましたが、そこまで彼女が猫好きとは知りませんでした。

一生の不覚です。
あのときに猫の話をしておけばよかった…。
意気投合して、彼女の望むような猫の本を出版したりもして、猫仲間としてもっともっといろいろな刺激を受けられたかもしれません。
私が言うのもなんですが、彼女の猫に対する愛情や活動は、一本筋が通っていて、本当に尊敬ができる。
日の当たらない隅に追いやられているような猫たちに光を当てる。
長い間、地道にそれを貫いてきたからこそ、いまの杉本彩があります。
影ながら応援するとともに、一歩でも彼女に近づけたらと思う今日この頃です。

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