株式会社メティス metis

さよなら東芝

しかし、頭にくる。
二週間ほど前から、テレビの調子が悪くなった。
音声は聞こえる状態で、突然画面が真っ暗になった。
東芝REGZAの大型タイプだが、ネットで調べると、同じような現象に頭を抱える人の悲鳴が出るわ出るわ。
リモコンでオンオフを繰り返すと映るようになるとか、主電源を切ったりすれば直るとか、原始的な方法しか書かれていない。
試してみると、たしかに一時的には直った。
しかし、肝心なところで同じように真っ暗になり、1時間オンオフを繰り返しても映らないこともあった。
リコールレベルの症状で、イライラがマックスの状態で東芝にクレームを言ったところ、想定通りのお役所対応。
購入して4年経過しているため保証は限られているが、まあサービスの者を行かせますよ。
忙しいから一週間ほど待ってね。
要約するとまあこんな感じだ。
ブチ切れそうになるのをおさえて、首を長くして、サービスの人を待った。
来てくれれば元に戻ることを信じて。
診断の結果、バックライトの故障。
ようは重症であって、液晶パネルを交換しなくてはならないってことらしい。
部品があれば修理可能で費用は10万円。3万数千円の保証がつく。つまり、7万円弱ははらってもらうってことだ。
部品がなかったときには同レベルの東芝製のテレビを渡してくれるが、修理の場合のこちらの持ち出し分の7万円弱は払ってもらう。
部品も同程度のテレビもなければ、購入価格から減価償却して東芝計算で算出した金を渡すからテレビ購入の資金に充てろという話だ。
この3パターンで好きなものを選べるってことではない。
上から順に進めていくわけで、なんだかんだと半月程度は時間がかかるらしく、なんという一方的な話だ。
必死に気を使いながら説明してくれているサービスの人に毒づいてやろうと思ったが、結局は下請けの人。
いくら文句を言ったところで、話しが変わるわけでもない。
東芝は下請けに謝らせているようなもので、それに乗せられているのもしゃくにさわる。

お金だけでなく、下請けいじめという罪悪感を消費者に被せているのだから許せない。

もう東芝のテレビは見るのも嫌になって、この東芝REGZAを捨てて、修理や保証など一切受けずに新しいテレビを購入した。
7万円負担して東芝のテレビのままでいるより、20万円払って別のテレビにしたほうがすっきりする。
家電ショップの帰りに島忠に立ち寄ると、こんなコーナーが目に飛び込んできた。

ネコリパブリック。
収益の一部が保護猫のために還元されるという仕組みだ。
2022年2月22日までに猫の殺処分0を目標に保護猫カフェの運営や啓蒙イベントの開催、グッズの販売など行っているそうだ。
うちのテレビの会社とはえらく違って、余計に美しく映る。
にゃんにゃんにゃんの日。いいじゃないか。
小銭入れなど買ったりして、ふと思った。
そういえば、うちの会社の設立記念日も2月22日だった。

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