株式会社メティス metis

6匹目の猫

モリカケ問題に端を発して、自衛隊の日報問題と役所の文書を巡っての大騒ぎはまだまだ続いている。
安倍さんはもう三選は諦めて9月の任期満了で勇退に目標は切り替えているだろうし、あとは消化試合のようなもの。
あとは自民党内で侃侃諤諤して、新しい顔ができて沈静化して終わり。
オチが見えている落語ほどつまらないものであって、嫌でもそれを聞かされるこちらの身にもなってほしい。
不思議と安倍さんにはそこまで腹が立たない。
絶対にあり得ないことだが、私が内閣総理大臣になればそのくらいのことはするだろうから。
そりゃ条件を満たすのであれば仲の良い友達に話を振るし、協力したいとも思う。
国を背負う重圧に耐え続けているのだから、せめて自分の周囲には幸せになってもらいたい。
自分と価値観のあう人を重宝したいし、多少の見返りもほしい。
とにかく腹立つのは役人連中。
安倍さんが直接指示しようが間接的であろうが政治責任という意味ではこちらには大差なし。
政治主導を掲げているわけだから、政治家に対して役人が忖度するのも仕方がない。
とはいえ、書類が見つからないという幼稚園児レベルの言い訳や、こともあろうに改ざんとか開いた口がふさがらない。
昨日今日デビューした不動産ブローカーのほうがずっと賢い。
守られた中にいる頭の良い人たちの集団が暴走すると、本当に怖い。
誤魔化すならきっちりと誤魔化せという話。
役人のこの一連のくだらない答弁や誤魔化しで、どれだけ血税が失われていったかだ。
これまでの国会の審議が無駄になり、さらに空転は続く。
さらにはセクハラ問題も加わって、たくさんの役人が本来の業務を放り出して、この件に尽力している。
国会議員や役人が動くたびに税金が使われていく。
経営者は税金にとても敏感だ。
必死に稼いだ売り上げから法人税などを払い、自分の報酬からも所得税などを払い、買い物をすれば消費税を払う。
経済活動をすればするほど税金がかかってくるわけで、その一部がこんなことのために使われていると思うと殺意さえ覚える。
ひと言。こんなアホなやつらのために税金を払いたくはない。
今月の当社の業績は満足できるものではなかったが、税金が少なくて済む。ざまーみろ、だ。
その点、猫に使うお金はなんと有意義なことだろう。
すーっとした気持ちで支払うことができるから不思議だ。
今月、またまた子猫3匹の身柄を確保した。
黒猫、そしてキジトラ2匹。

当社の社員やその知り合いが里親になることが決まり、今回も何とか小さな命の羽ばたきをサポートすることができた。
残りのキジトラ1匹は私が飼うことになり、これで私の家の猫は総勢6匹だ。
昔、猫は養蚕農家に重宝された。
蚕を食べる鼠の天敵として、縁起物として、養蚕業には欠かせない存在だった。
養蚕業が消えていくと、猫の置物が商売繁盛のシンボルとなっていった。
招き猫。
先月、今月で2匹の子猫を飼ったのだから、税金のことも忘れるくらいの富をもたらしてほしいものだ。

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