株式会社メティス metis

森友と猫の因果な関係

天網恢恢疎にして漏らさずか。
森友騒ぎが1年経ってまた繰り返されている。 朝日新聞がその扉を開けたわけだが、現役の総理大臣にあそこまで言われては黙っていられなかったのだろう。
世間では終わった話でも、虎視眈々とこの1年反撃のチャンスを狙っていたのだ。
読売が良い、朝日が良いという媒体の好みはさておいて、この執念こそがジャーナリズムの基本だと思う。
たしかに朝日は過去にいろいろな過ちを犯しているが、風当たりの強い中で財務省の改竄にたどり着いた力には恐れ入った。
春の足音が聞こえるこの季節に、またぞろ森友一色で世間が騒ぎ始めたのだ。
民主主義の根幹を揺るがすような大きな問題とは違って、私の身の回りでも一つの歴史が繰り返されていた。
8ヶ月ほど前、グレーの猫の出産に偶然出くわしたことがあった。
4匹のグレーの子猫が生まれ、結局、1匹は死に1匹は行方不明。
結局、残った2匹のグレーの子猫を半年前に持ち帰って、これまでのように里親探しをして、最終的には当社の社員がその姉妹を飼っている。
実は、今月、また同じように私の手元にグレーの子猫2匹がやってきた。
母親は前回のグレーの猫ではないが、その親族だと思われ、またまた私が2匹のグレーの子猫を抱えるというまさにデジャブーのような現象が起こったわけだ。
前回のグレーの子猫は皮膚病で里親となったうちの社員も苦労したと思う。
親族でグレー猫だからちょっと嫌な予感があったのだが、今度の2匹もやや皮膚病気味。
しかも便には回虫がいる、鼻はぐずぐずだし、これはまさにグレー猫問題だ。
のっけから、薬を処方され、猫の相手に没頭しなくてはならない日々。

森友問題と質も規模も違うが、私にとっては、まさに繰り返される歴史なのだ。
ほかの猫はこれまでそんなことはなかったのだが、グレーの猫というのはどうも生後まもなくは弱いのだろうか。
うちにはいま13歳のグレー猫がいるが健康体でそこまで身体が弱いわけではないのだが、たしか生後数か月のころは病院を行き来していた記憶がある。
出身もうちに来た経緯も全く違うから、グレー猫に共通する何かがあるような気がする。
とにもかくにも、2匹のグレー猫を抱え、1匹は私の友人が里親になることが決まった。
もう1匹はどうなるかというと…。
名前を「ごま」と名付けて、我が家で5匹目の猫として、飼うことになりました。
はじめてのメス猫。
5匹の猫たちは、どんな音色を奏でてくれるのか。
招き猫となって、福よ来たれ。

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