株式会社メティス metis

あー、腹が立つ

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、スタッフ一同心よりお願い申し上げます。
とまあ、堅苦しい挨拶はここまでとして、個人的には新しい1年は重苦しくて悲しいスタートで幕を開けた。
義理の父がなくなってしまったのである。
1年は365日もあるのに、私の母親の命日と同じ日に逝ってしまった。
あの星野仙一も同じ日に他界してしまったというので、この日は私にとってとても印象深い日となった。
このような言いかたをすると不謹慎かもしれないが、義理の父の命日が一日でも前後にずれていたら、母親のことは思い出さなかったろう。
母親を偲ぶ良い機会を与えてくれた義理の父に感謝する。
合掌。
納得できる死など一つもないとは思うのだが、怒りを感じるほどに腹が立つ死というものがある。
人の死と動物の死とを並べて書くことに抵抗がある人もいるとは思うが、勘弁願いたい。
いつも頼んでいるペットシッターさんがいる。
その女性が見捨てられたようなペットを支援するボランティア活動をしていて、一年の始まりということで、カレンダーを勧めてくれた。
日替わりでいろいろな猫や犬の写真があるわけだが、1部1500円でこれが活動の資金の一部になるという。
喜んで何部か購入したのだが、話を聞いていて、もう腹が立って仕方がなかった。
最近は保健所もなかなか引き受けてくれないので、ペットの処分業者というものが存在しているらしい。
じゃんじゃん子供を産ませて商品に回す。
子供を産めなくなった犬猫はペット処分業者に処理を委託する。
処分業者の中には、できるかぎりコストをかけないようにするため、雨風があたる野外の檻に入れて餌も与えず殺すらしい。
細かな描写は控えるが、この惨状を知っていながら、笑顔でペットを取引しているヤツらは許せないですね。
ビジネスと言っても、人としてのモラルは必要で、とくに生き物の生き死にを預かっている人たちは自分を律するべきであろう。
医療関係施設にはたとえ動物とは言え、厳しい資格や罰則が設けられているのに、生命の誕生と死亡の部分については緩すぎる。
ちょっとした寄付やごくわずかな数匹の猫の命しか救えないいまの自分も情けない。
何ができるか分からないが、戦闘意欲が湧いてきたことは確かだ。

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