株式会社メティス metis

野球観戦

プロ野球シーズンもいよいよ大詰め。 さるお偉い方からのご厚意で、残り試合10試合前後の優勝を左右する試合に行ってきた。しかも伝統の一戦巨人×阪神戦、東京ドームのバックネット裏だ。結果は投手戦で巨人が制したのだが、生で野球を観たのは何年ぶりのことだろう。
最後が確か西武ドームで、かれこれ16年~17年前のことだった。小学生中学生の頃は後楽園球場ではあったが、けっこうな数、足を運んだものだ。
何時の頃からか、テレビの性能が良くなりすぎてしまって、生で観に行くこともなくなってしまった。 そう。

思えば、独立してから、やらなくなってしまった、置き去りにしてきたものがたくさんある。野球観戦だけではなく、釣り、麻雀、競馬や競輪、そしてゴルフ。ライブでこそ意味があるのに、釣りさえテレビで観て釣った気分になって満足していたものなあ。
麻雀はパソコンのゲームになってしまったし、競馬や競輪は馬券や車券を携帯で投票してテレビ観戦。昔は府中競馬場、立川や花月園競輪、西武園競輪場に通っていた。ゴルフも週一ペースで行っていたから、今考えると、妙に落ち着いてしまった感じがする。

一番の原因はこのような携帯社会になってしまったから。
便利なんだけど、生で観に行ったり、プレイ中に限って、必ずと言っていいほど、電話が鳴る。騒々状況下でまともに話せないから、観戦を中断して、電話を掛け直さなくてはならない。ゴルフのラウンド中なんて、最悪だ。 周りを待たせるわけにもいかないし、携帯で話ながら片手でプレイすることもあった。
そんなこんなで、だんだんと生で観たり、プレイすることがなくなってしまったんだろう。先日も若き日のたまり場であった雀荘がなくなることをきっかけに麻雀をした。これを期に15年、20年ぶりに今の今まで置き去りにしてきてしまったものを少しずつ取り戻しにいこうかと思っている。
東京ドームに行った時も、目の前の試合もさることながら、不思議と昔懐かしの光景がフラッシュバックしてきたりする。

麻雀もそうだった。
昔のようにガツガツと没頭しハマり込むことはできないが、一歩引いた感じで懐かしみながら携わるといったスタンスが心良いだろう。それで明日への活力が湧いてくれば、大変意味あるものだと思う今日この頃だ。
会社経営もこのような視線で見て対峙することができれば、ストレスもたまらず息の長いものとなるのかもしれない。

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