株式会社メティス metis

煙草やめればいいのに

2014年、明けましておめでとうございます。

今年は初詣には行きませんでした。そのかわりと言ってはなんですが、愛知県蒲郡市のがん封じ寺に行ってきました。
ここは、昔から厄除け癌封じの寺で知られていて、全国から参拝者がやってきます。境内には、参拝者が祈願したガン封じの絵馬が沢山奉納されていて、その内容は「癌が再発しないように」といったとてもシビアなものばかり。私も絵馬を買って、奉納しようとしたが、何だか場違いのような気がしてやめておいた。

ここ数年、健康診断で意のバリウムや検便で再検査で引っかかっている。胃や大腸の内視鏡で異常なしと診断され、検査した範囲ではがんは無いのだが、予防の一環として、全国でも名高い無量寺、いわゆるがん封じ寺に立ち寄ったのだ。

毎年毎年何も考えず初詣に行って、凶だった、大吉だったと騒いでいるより、この方がいいと思ったわけだ。
まあ年をとった証拠でもあるが、私は今の今まで入院するほどの病気に患ったことはない。ただ潜在的に「そろそろかもしれない」という不安な気持ちがあって、一番怖い癌をとりあえず封じ込めようと参拝したのだった。

もちろん、私のような人間もこのがん封じ寺のコンセプトには当てはまっている。しかし、ほとんどの参拝者が既に病気にかかっていて、切実な思いで絵馬に願いを書き奉納している。この絵馬には人の絵が書かれていて、病の部位に印をつけて、奉納する形となっている。そこに並べて奉納するのは、失礼なような気がしてならなかったのだ。
当初の予定では、十数年ぶりに蒲郡競艇でも楽しんでみようかと考えてはいたが、そんな気になれずに早々に蒲郡を後にした。

病気になったところで、経営者には休業補償もない。長期の休みとなってしまえば、その間に会社が潰れるかもしれない。結局、経営って持久戦みたいなものだから、突き詰めて考えれば、健康勝負なんですよね。
愛煙家にとっては、毎年毎年ビクビクなんです。分かっちゃいるけど、やめられないんですよね。

昨年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
今後とも一層のご指導ご愛願のほどお願い申し上げます。

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